2022年6月12日1 分パーキンソン病を科学するパーキンソン病の発症は環境要因と遺伝的要因の足し算であり 環境要因の寄与度、遺伝的要因頻度・寄与度は多様です 発症、進行度に関しては明確なことは分からず、不安も多いのですが Uncertainty is hope 不確かさは希望 と考え前向きに捉えられたらと考えております
2022年6月11日1 分パーキンソン病を科学するαシヌクレインとプリオンの相同性は上記のようにまとめられると考えられます。 単一の原因では説明困難なパーキンソン病ですが、αシヌクレインは重要な要素を占めると私は考えます。
2022年6月10日1 分パーキンソン病を科学する前回よりαシヌクレインは中枢神経において伝搬する動物実験での結果を示しましたが、腸管の神経叢より中枢神経に伝搬する経路もあります。 これより、αシヌクレインはBody first? Brain first?という議論が生じます。これについては結論がついていません。とても興味...
2022年6月9日1 分パーキンソン病を科学する上図が示すようにαシヌクレインは、脳内へ注入すると伝搬していくことが動物実験で確認されています。また腸管周囲の神経から延髄、仙髄への伝搬も確認されています。 まさにこの挙動はプリオンと似ているものであり、αシヌクレイン仮説≒プリオンと類似していることが示されています。
2022年6月8日1 分パーキンソン病を科学するαシヌクレインはレビー小体型認知症に有名な病理所見ですが、これはパーキンソン病患者にも確認される病理所見でもあります。また、αシヌクレインは脳だけでなく、副腎、腸管などのあらゆる臓器で確認されます。これは、パーキンソン病などで便秘が運動症状に先行し、レビー小体型認知症で起立...
2022年6月7日1 分パーキンソン病を科学するパーキンソン病の原因としてαシヌクレイン仮説は非常に興味深いものです。 本来有用なタンパクですが、様々なタンパク質の機能障害の原因ともなり、その振る舞いはプリオンと非常に似ています。次回以降、この点に関して深堀していきます。
2022年6月6日1 分パーキンソン病を科学するPINK1,Parkinなどの遺伝子は、家族性パーキンソン病の原因遺伝子として知られています。これらは、ミトコンドリア(酸素を使いエネルギーを産生する細胞内器官)異常をきたしパーキンソン病を発症することが明らかになっています。...
2022年6月5日1 分パーキンソン病を科学するパーキンソン病の原因は、単一因子でなく複合因子に依るとするのが現在の医学的理解です。その一つとして酸化ストレス仮説が言われておりドパミン代謝においても活性酸素を生じドパミン神経細胞死に至らしめるとされています。酸化ストレスを生じる原因はドパミン代謝以外にも上記に挙げれるもの...
2022年6月4日1 分パーキンソン病を科学する今回からパーキンソン病に関して、科学していきたいと思います。 まず、パーキンソン病の原因は単一因子で説明困難であり、上図のように多様な因子によるものと現在では考えられています。