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褥瘡を科学する2~【褥瘡治療の進化】壊死組織にどう対応するか?

  • 執筆者の写真: 賢一 内田
    賢一 内田
  • 4月17日
  • 読了時間: 2分

在宅医療の現場では、褥瘡の進行度に応じた柔軟な対応が求められます。中でも重要なのが、壊死組織の処置です。

🔍 壊死組織には“自己融解”を促す外用薬が有効

褥瘡の状態によっては、壊死組織を取り除く必要があります。こうした場合に有効なのが、自己融解(自己溶解)を促す外用薬の活用です。創を傷つけずに、体の自然な仕組みで壊死組織を排除するこの方法は、特に在宅での褥瘡ケアに適しています。

近年は以下のような外用製剤が登場し、選択肢も大きく広がっています:

  • ハイドロサイトジェル

  • グラニュゲル

  • イントラサイトジェル

これらの製品はそれぞれ粘度や水分保持力が異なり、創の性状や滲出液の量に応じた使い分けが求められます。つまり、道具が増えた今だからこそ、その特性をしっかり理解したうえでの治療判断が重要なのです。

📺 内田賢一のYouTubeチャンネルでは、こうした「褥瘡治療の実際」や「製剤の特徴と使い分け」について、在宅医の視点からわかりやすく解説しています。



 
 
 

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