オピオイドと比較して鎮痛効果の弱いNSAIDs/アセトアミノフェンは、どの様な位置づけになるでしょうか。
がん疼痛のある患者に対してNSAIDs/アセトアミノフェンは推奨されるか?という問いに対して。
ガイドラインにおいては、痛みに対し、初めて投与する鎮痛薬として強い推奨とされています。特に
*高齢者や腎障害・消化管出血の既往がある場合は
原則アセトアミノフェンを選択する
*NSAIDsとアセトアミノフェンは『相乗効果』があると
され、併用可能!
NSAIDs×アセトアミノフェンという選択は、時に有用であり緩和ケアにおいては覚えておくべき治療選択です。またオピオイドが投与されている場合においても
*オピオイドが投与されているにも関わらず、 鎮痛効果が得られていないときに弱い推奨
とされています。
特に*骨転移などにはオピオイドより有効なことも多い! (原則、オピオイドと併用)は緩和ケアにおいて重要な点です。
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