肺がんの化学療法において、Driver mutaion(ドライバー遺伝子変異)と
癌化と癌の増殖に重要な特定の遺伝子変異が分子標的薬おいて効果があることが分かってきました。分子標的薬は遺伝子産物の働きを抑制し腫瘍の増殖を抑える高い効果を示し、転移・進行がんでも数年以上の予後が期待できるものです。
Driver mutaion陽性 肺腺がんにおける
EGFR遺伝子変異(45%)においては、ゲフィニチブ(イレッサ) エルロニチブ(タルセバ)
アファチニブ(ジオトリフ)が有効。これらの使用中にT790m変異を来した場合
オシメルチニブ(タグリッソ)が有効です。
ALK融合遺伝子(5%)においては、クリゾチニブ(ザーコリ) アレクチニブ(アレセンサ)が有効です。
ROS1転座においては、クリゾチニブ(国内未承認)です。
また本邦にてSCRUM-JAPANとして新たなDriver mutationを発見する全国規模の臨床研究が進んでいます。
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