胃切除後の合併症として重要なものを挙げると
①ダンピング症候群は早期と後期に分けて考える必要があります
◆早期は食物が小腸へ突然入ることにより生じます
症状としては、動悸、冷や汗、ふらつき等が挙げられます
◆後期は高血糖による症状で、次に反応性の一過性低血糖を生じます
対策としては少量を複数回に 分けてゆっくり食べることが必要です
②鉄・ビタミンB12吸収障害による貧血
貧血に関してはフェリチンで鉄をモニターします
ビタミンB12補充は、数年後に枯渇するので忘れてころに症状が現れます
症状としては、亜急性連合性脊髄変性症や認知症のリスクが挙げられます
その他のビタミンも吸収障害になる可能性があります
③骨粗鬆症に関しては骨密度のフォローが必要です。
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