認知症診断は、除外診断にて行われます。
認知症のような症状を呈する疾患をまず除外します。
そして、65歳以上の記憶力は病歴と心理検査が重要です。
重要なことは1年という単位でアルツハイマー病へ移行することは無いという認識です。
こうした急速な、近時記憶障害を認めた場合、他疾患除外が必ず必要です。
具体的な研究において正常高齢者が軽度認知症へ1年で移行したのは1.3%であり、アルツハイマー病への移行はゼロでした。
そしてアルツハイマー病患者は、1年で平均MMSE(心理検査)が3.3点減少していきます。
こうしたフローチャートは、認知症学会のテキストに掲載されています。
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