top of page
Image by Mi Min

診療アシスタント廣野翼さん

他分野から医療の世界へ飛び込んだ翼さんの在宅医療への想いをインタビューさせて頂きました

 

➤翼さんの在宅医療に関わるきっかけはどの様なものだったのでしょうか?

前職は、在宅専従の調剤薬局へ勤務しており、もっと患者さんに近い場所で寄り添いたいという気持ちから現職を選びました。

➤在宅診療に実際携わってみて如何でしたか?

在宅医療では、様々な患者さんがいます。病院での医療と異なる点は病気と併存する医療、もしくは自宅での最期を過ごす医療です。まさに「生命の現場」の一番ディープな部分に触れながら修行をしているというのが実感です。 それはHumanityの一丁目一番町であり、日々奮闘しています。

➤在宅医療を通して、どんなことを実現したいと思っていますか?

在宅医療を俯瞰してみると様々なことが見えてきます。超高齢化社会、2035年、看取り難民、保険財政の圧迫、自分達のいる場所はこれらの問題の最前線です。これを全部解決したい!そんな気持ちで取り組んでいます、現実は中々大変ですが(笑)。

➤とても壮大なテーマへの取り組みですが、具体的な取り組みを少し教えて頂けますか?

まずバックオフィスは徹底的に効率化します。イメージは老舗の和菓子屋さんです。有名な和菓子屋さんなど行くと本当にゆったりとお客さんとの会話を大事にしています。一方、裏では非常にIt化を推し進めているお店など見ると、目指すモデルはこれだと感じます。当院では自身が在庫管理システムに関してExcelを改良プログラムして使用しています。既存のシステムはコストが高く、使いづらく、汎用性がないので。またChat GPT×他業種とのコミュニケーションも模索しています。これらは全て表(患者さん)の非効率化、裏(バックオフィス)の効率化であり、この目的は患者さん第一に繋がるものです。診療アシスタントはライセンスなどに規定される職種ではありません。だからこそ、様々な取り組みができるとも思っています。当クリニックは設立間もない組織なので広報 、総務、経理 、人事 、事業推進など自身の裁量で取り組めることを楽しんでいます。

➤今後の抱負を聞かせて下さい

人が社会で働く根源的な欲求は『誰かの役に立ちたい』というものだと感じます。あらゆる仕事は人の役にたつものですが診療アシスタントは『この仕事は誰のためなのか』という迷いがありません。患者さんから頂く「あなたに話せて良かった」「家に帰れて良かった」という言葉は、私達にとっても最良の言葉の通貨であり、自身を社会の中で肯定できる言葉です。今までの仕事の経験を様々な形でフィードバックさせ『患者さん第一』という理念を実現出来たらと考えています。

診療アシスタント翼さん
bottom of page